造語と言葉上手な樋口恵子さんに、先日もまた脱帽です。
何しろ、「濡れ落ち葉」で、1989年の新語・流行語大賞の表現賞を受賞されたほどの達人ですからね。
BBは、3月に書いたように、「貧乏なおばあさん」です。
樋口さん、いつもおしゃれですね。髪型も華やかでした。
はて、HBって? お話に出てきたH はいったい何だろうと思っていましたら、何でもいいのですけれど、と2~3 の例を挙げました。
HBは、「働くおばあさん」(または、花咲かばあさん、ハッピーばあさん)だそうです。
隣席のMさんは、「ヘルシーばあさん」とも言っていました。これもなかなかいいですよね。間違っても「変なばあさん」にならないようにしませんとね(これはmabaの頭をかすめた言葉です)。
樋口さんは、「女は貧乏に生まれない。女は貧乏に陥れられる」とも。
なるほど…!。 ボーボワールの「人は女に生まれない。女になるのだ」という名言をもじったそうです。
このお話を聞いたのは、15日のNPO法人2050議員向けのワークショップです。広中和歌子さん、小宮山洋子さんたちのお顔も見えました。
「生涯現役、健康なら働いて収入を得る、それはつまり税金を納めることになる、その税金は社会保障費にもあてられる、と廻り廻ってお互いに支えあうことになりますね。税金を払うほどの収入がなくても、何がしかのお金があって普通の生活ができていて買い物をすれば、消費税を払うことになるのです」という樋口さんの言葉に思わずうなずきました。
「普通の」生活ができる程度のお金は大事だと痛感します。貧困がはびこっている、生きにくい世の中をなんとかしなければ、1日90人もが自死する現状が変わらないと憂慮します。