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お産婆さんに取り上げてもらいました(吉備路の総社生まれ)
パパと怒り鬼―話してごらん、だれかに―
今日は日本の「終戦の日」です。8月はいつも以上に、広島、長崎に続き、さまざまな思いが心を占めます。

最大の暴力は戦争がもたらす悲劇だと思いますが、配偶者や恋人など親しい間柄からの暴力(ドメスティック・バイオレンス:DV)も大きな社会問題となっています。世界各国でいまだにまん延しているのです。

国連の調査で、世界一女性の平等が進んでいると言われるノルウェーにも、DVの問題があることに少し驚きましたが、DVの問題を子どもの視点からとらえた絵本の日本語版が、発行されました。 『 パパと怒り鬼―話してごらん、だれかに― 』、作:グロー・ダーレ、絵:スヴァイン・ニーフース、訳者のひとりは『モモ』の大島かおりさんです(定価:1890円、発行:ひさかたチャイルド http://www.hisakata.co.jp/book/detail.asp?b=5027)。

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この絵本の中では、恐ろしい内容であっても絵と丁寧な言葉で、ページをめくるたび、後半からは次第によい方向に進んでいき、ほっとして納得できるように、うまくまとめられていると思いました。子どもからのアプローチで、心の動きが手にとるように伝わってきます。笑顔が取り戻せた結末は、DV防止へのたくさんのヒントと希望を感じさせるものでした。

日本語版出版に力を注いだNさんは、「DV被害者女性、DV家庭の子ども、そして加害者、それぞれの苦しみに目を向けて、『話してごらん、だれかに』と呼びかけるこの絵本は、とても力のある作品だと思います」と話しておられます。

Nさんは、加藤シヅエ賞の第10回目を授賞された「DV防止ながさき」代表で、ノルウェー滞在の経験を持つ方です。

どうぞ手にとってご覧になってみてください。周りの方や公共図書館などにもご推薦ください。
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by joi-maba | 2011-08-15 16:14 | Books | Comments(0)
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