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お産婆さんに取り上げてもらいました(吉備路の総社生まれ)
歴史人口学で読む江戸日本

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浜野潔 著 吉川弘文館 (歴史文化ライブラリー) 1700円+税

こんな本が出ました。
江戸時代も「少子化」社会だったのでしょうか。
結婚・出産・子育て・死別…。
庶民の生活を表す興味深いキーワードですね。

筆者のあとがきによると、「歴史人口学とは“歴史に名を残さなかった”普通の人びとがどう生きたのかを明らかにする学問であり、どのような“江戸日本”の姿が描けるのかというテーマを追究した」とのことです。本当に“なるほど、それはおもしろい”と思います。

260余年という江戸時代の、明暗それぞれを含む多様な時代を知ることから、現在の日本の方向を見据えるヒントが読み取れるのではないでしょうか。

「歴史人口学」という研究分野は、第2次世界大戦後フランスで始まったそうです。日本では戦前戦後の先駆的研究を受けて、速水融(あきら)先生に続く研究の流れのなか、著者のように1950年代生まれの研究者に引きつがれていることは、この分野の発展にさらに期待がもてると思います。

目次は以下のとおりですが、このように多岐にわたる内容は、大いに興味をそそられるところです。是非手にとってみたいと思いませんか?

歴史人口学の半世紀―プロローグ/村の人口誌を読む(西条村の宗門改帳/人口情報から見た江戸の村)/江戸農民の生と死(村の婚姻と家族/出生率の水準/農民の死とその構造)/人口から見た東西日本(地域人口の増加と減少/二本松藩の農村人口/近世東北の「少子化」社会/東西日本の人口と家族)/江戸の都市社会(近世都市人口の増加と減少/人口から見た幕末京都/武士の歴史人口学)/人口増加への転換点(空白の四半世紀/米沢藩の改革と人口増加/開港のインパクトと人口増加のスパート)/人口減少社会をどう生きるのか―エピローグ
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by joi-maba | 2011-11-07 22:45 | Books | Comments(0)
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