今日は、何の日?
すぐに思いつくのは、「こどもの日」ですね。
でも目を世界に向けてみると、「
国際助産師の日」でもあります。
1987年に国際助産師連盟 (ICM) の会合で提案され、20年前の1992年に5月5日が最初の「国際助産師の日」となったそうです。
20年もたつというのに、あまり知られていませんね。私も数年前まで、知りませんでした。
助産師の役割は、とても重要だと思います。
女性が妊娠し、40週もの間おなかのなかで育つ赤ちゃんの誕生を待って、いざ出産という時に適切な介助をしてくれるのが、助産師さんですね。
「世界人口白書2011」によると、出産の際、専門的な介助を受けられるのは、世界では66%、
後発開発途上国と呼ばれる約50の国では、なんと39%です。
妊産婦死亡率(2008年)は、出生10万あたり世界では265、後発開発途上国では597、日本は6です。
この数字の問いかける格差に胸が苦しくなります。
避けられる死亡がたくさんあります。
母親が亡くなると、生まれた子どもの健康にも大きな影響があり、5歳未満児の死亡率も上がるそうです。
「国際助産師の日」と日本の「子どもの日」が同じ日という偶然を考える日にできたらよいですね。