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お産婆さんに取り上げてもらいました(吉備路の総社生まれ)
人口学から見た少子高齢社会 

早稲田大学名誉教授の嵯峨座晴夫先生の著書が発行されました。

中央学術研究所のアーユスの森新書シリーズの第8号となります。

本書は人口学、社会統計学を専門とする著者が日本の少子高齢化の社会状況を分かりやすく解説したものです。

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嵯峨座晴夫著
新書判・206頁
945円(税込み)
2012/10/30刊・佼成出版社

出版社のホームページの案内文を転載してみます。

65歳以上の割合が人口の21%を超えた社会を「超高齢社会」と呼びますが、日本は2010年に23%を超え、現在、その割合は世界最高の水準となっています。一方、1970年代以降、教育の普及や産業化の進展、女性の社会的地位の向上などにより、出生率は低下し続け、少子化による人口の減少が進んでいます。

著者はこうした人口動態の変化の原因を探り、今後の日本社会や経済に与える影響、高齢者の生き方や生きがいにおける課題を、最新の人口統計を基に分析しました。その上で、今後さらに加速するであろう少子高齢化に備え、高齢者が生きがいをもって生活できる社会環境をあらゆる世代が共同で構築していく必要性を指摘。さらに、すべての人の生き方が尊重される社会を目指すことは、それぞれの人生を豊かにすると主張しています。

構成は、次のとおりです。

終章の「サクセスフル・エイジング」という言葉、とても魅力的ですね!

アンチ・エイジング、ウィズ・エイジングなどの言葉も聞いたことがありますが、サクセスフルというのは、なかなか気のきいた心地よい響きですね。

序 章 人口学的見方について
第1章 人口減少と庁高齢社会の到来
第2章 人口が社会を変える
第3章 社会が人口を変える
第4章 長寿化の原因と結果
第5章 高年齢人口の特徴と高齢者の生活
第6章 日本人口の将来展望
第7章 新しい高齢者の生き方―サクセスフル・エイジング


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閑話休題
嵯峨座先生の珠玉のエッセーを紹介しましょう。
『人口学の周辺を歩く』 (1300円)です。

これは、1995年の発行ですが、ジョイセフで以前発行していた月刊誌「世界と人口」の連載をまとめて単行本にしたものです。ちょうど先生の還暦記念の年でした。ジョイセフで扱っています。

http://www.joicfp-shop.com/item/book/bookmenuindex.htm

4ページほどのコラムなどで構成された本書は、人々の生活と密着したことがらを扱っていて、読み進むほどに面白さが増す書物です。すべて読み終わった後に、改めてこれが人口問題なのかと思わせるところに、本書の最大の特色があります。

こちらもどうぞ!!
この本には、いくつか思い出があります。
挿絵を描いてくださった福田常雄さんから、出版記念に深紅の大きなバラ1輪のプレゼントがありました。
あれから17年…。光陰矢の如し、です。
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by joi-maba | 2013-01-15 22:42 | Books | Comments(0)
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