今年は、新しい千年紀に入ってから16年目、21世紀になってから15年目です。
21世紀に入って、世界は8つの「ミレニアム開発目標」を定めて、世界の重要課題として約束し、懸命に取り組んできました。
いえ、
取り組んできたはずです。
これをただの「夢」に終わらせないために、次の15年間へのステップにつなげる必要があります。
8つの目標は、次のとおりです(念のため)。
① 貧困と飢餓の解消
② 初等教育の普及
③ ジェンダー平等と女性の地位向上
④ 子どもの死亡率の削減
⑤ 妊産婦の健康の改善
⑥ HIV/エイズ、マラリア、結核などの蔓延防止
⑦ 環境の持続可能性確保
⑧ 開発のためのパートナーシップ推進
ジョイセフが特に取り組んでいるのは5番目、「妊産婦の健康の改善」は、1990年時点の数値を4分の3削減するという目標です。
しかしながら、
妊産婦死亡率は1990年に出生10万あたり380、2013年に210です。
2013年時点では、まだ45%減にとどまっています。
いまだに抱える課題の大きさに、呆然としてしまいます。
7月6日、国連が
『ミレニアム開発目標報告 2015』を発表しました。
達成までに残された日数は、7月6日現在 175日あまり。
カウントダウンが聞こえています。
ところで、2016年から2030年に向けて、新たに「持続可能な開発目標」を定めて、「今度こそ!」の勢いで、立ち向かうことになっているそうです。
「今度こそ!」実現を、と心から願ってやみません。
でも・・・、2030年に私が生きて、しかも判断能力を持って結果を見られるかどうか、不安ではありますが・・・。
そんな弱音を吐いている場合ではありません。
やることがいっぱいあるでしょ! がんばり過ぎなくていいけど、でもがんばらなくては。