ニュースによると、トルコのエルドアン大統領が5月30日、イスタンブールで開かれた教育関連イベントで演説し、「避妊はイスラム教徒の家族にとってありえない」と述べ、避妊せず子どもを増やすべきだと主張したそうです。
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「家族計画は基本的人権」だと、声を大にして言いたいです。
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この発言は、明らかに人権を無視しています。
トルコは人口の99%がイスラム教徒ですが、
宗教を理由に避妊を禁止する法律はありません。人権団体や野党などは「避妊は国民の権利だ」と反発しています。
トルコの人口は約7900万人。大統領は「子孫を増やせ、世代を増やせ」と訴え、人口増加で国力を強化すべきだと主張。その上で聴衆の中の若い女性に「第一の責任は母親にある。子孫は母親たちのものだ。あなた方のような、質よく育った母親候補に特に期待している」と呼びかけました。
大統領は就任前の首相時代から「トルコのために女性は少なくとも子ども3人を産むべきだ」と繰り返し主張し、2014年には「避妊は国家反逆罪」と発言したとも。
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驚きました。
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トルコの最大都市イスタンブールで6月7日に爆発があり、警察のバスなどが破壊されました。シャーヒン県知事は、警察官7人と市民4人が死亡し、36人が負傷したと明らかにし、警察を狙った爆破テロとみています。
現場は旧市街で、グランドバザールなどの観光スポットやイスタンブール大学、市庁舎が近くにあり、通勤ラッシュ時で、多くの市民が巻き添えになったと言います。
破壊と暴力からは何も生まれません。
破壊と暴力を地球上から根絶するには、いったいどうすればよいのでしょうか。
生き物として最低のルールを、人間はなぜ守れないのでしょうか。
自然界に生きる動物たちを見倣いたいものです!。