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お産婆さんに取り上げてもらいました(吉備路の総社生まれ)
カテゴリ:Books( 27 )
グローバル・イシュー:都市難民
先日、大東文化大学の小泉康一教授から新刊の大著をいただきました。
題名は、『グローバル・イシュー:都市難民』です。
ナカニシヤ出版発行・3700円+税

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長年にわたる豊富な経験をもとに、難民の実態と援助のあり方、課題と方向性を提示しています。

本書は世界中で都市スラムへと逃げ込む難民、すなわち“都市難民”に焦点を当て、問題を掘り下げていく研究書です。シリア難民も今話題になっていますが、難民の規模の拡大と広がりは、まさに各国に立ちはだかる核心をなす課題です。

大きな政治問題でもある、難民問題の改善策を考える上で、示唆を与える内容です。

“グローバル”という言葉を日常よく見かけるようになりましたが、本来の意味を再考し、日本を含む世界が立場表明をする時でしょう。

これは独り言です⇒ニュースに触れるたび、心の傷みを感じながら何もできていない自分の焦燥感を、多少とも緩和する手立てが見つけられそうです(じっくり読み込めば・・・)

ちょっと長いですが、ご参考までに目次を載せておきます。

.............................................................
まえがき
序 章 問題の概観
  1 はじめに
  2 現代の危機と移動する多様な人々
  3 急激な都市化と都市型災害
  4 不可視の人々
     ――利便性と危険性――
  5 〝現実は選択の問題ではない〟という多様な理由を理解する

第1章 背景と文脈
  1 都市難民とは何か
  2 困難な定義
  3 UNHCRの見方と取り組み
  4 敬遠・忌避される難民キャンプ
  5 都市にとって、なぜ都市難民が問題なのか
  6 都市難民が抱える特有の事情

第2章 都市難民へのアプローチ
     ――基本となるデータと分析法――
  1 はじめに
  2 移動の心的状況
  3 都市への流入と困難な実態把握
  4 国際強制移動研究と生計アプローチ

第3章 難民の法的保護――国家の政策と法制――

  1 はじめに
  2 国家の安全保障への懸念と負担の感覚
  3 厳しさを増す〝北〟への入国と暴力的抵抗
  4 法の実施と難民保護
  5 UNHCRの新政策と保護活動
  6 登録と難民認定
  7 書類入手と法的地位
  8 労働権
  9 まとめ――人道と政治(市民権)――

第4章 都市で生きる
  1 はじめに
  2 受け入れ国での障害
  3 深刻な住居問題
  4 頻繁な移動と登録
  5 〝ただ待つ〟ことは病気にする
  6 生きるための戦略・工夫
  7 歪んだ戦略を強いられる難民もいる 
  8 絆の社会ネットワーク
  9 当面の課題 
  10 調査と介入 

第5章 都市の成長と危機移動
     ――地方自治体と国際人道援助――
  1 はじめに
  2 地方自治体の責任と役割
  3 多様な対象者と援助 
  4 移動と開発
  5 都市開発と人道活動
  6 人道空間と人道行為者
  7 人道援助とコミュニティでの生活
  8 法的枠組みと統合過程

第6章 グローバルな避難民と都市対応の人道活動
  1 はじめに
  2 不可逆的な都市化と国民国家の人口管理政策
  3 グローバル化の高まりと南北間の格差の拡大
  4 おわりに――広い視野と新しい人道指針――

終 章 都市難民の研究
     ――倫理と科学的厳密さ――
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by joi-maba | 2017-02-09 16:26 | Books | Comments(0)
世界のリプロダクティブ・ヘルス/ライツをめざす道のり
 2016年までの追補付録を作成

世界の課題にどうかかわっていくのかを考えるヒントが満載
世界の動きを一望できます。
この機会に、ぜひご利用ください。

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ジョイセフでは2004年に、“The Road to Global Reproductive Health”の日本語版「世界のリプロダクティブ・ヘルスをめざす道のり」の小冊子を制作しました。

これは、国際的議題になったリプロダクティブ・ヘルス/ライツについて、「家族計画は人権である」とうたわれた1968年の人権に関する国際会議(テヘラン)から始まり、「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」の概念が明確に打ち出された1994年のカイロ国際人口開発会議を経て、2003年までの国際的議題となった重要な契機を取り上げたものです。

その後、2016年からスタートした持続可能な開発目標(SDGs)までのいくつかの道のりを補足し、2030年には誰もがリプロダクティブ・ヘルス/ライツのユニバーサル・アクセスを享受できることをめざして、2004年から2016年までの 「追補付録」を作成しました。

★書名:『世界のリプロダクティブ・ヘルス/ライツをめざす道のり』
★特価: 追補付録付き 400円(税込み)

http://www.joicfp-shop.com/SHOP/535289032.html
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by joi-maba | 2016-07-06 21:52 | Books | Comments(0)
明石研究会 提言の英語版が完成
人口問題協議会・明石研究会で発表した提言 『開かれ活力ある日本を創る-鍵を握る女性、若者、高齢者と外国人』英語版ができあがりました。

Recommendations
Women, Young People, Seniors and Foreigners hold
the Key to Re-Creating an Open and Energetic Japan


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少子高齢社会・日本の人的資源の有効かつ最大限の活用を訴えるものです。
日本語版と英語版とも、下記でご覧いただけますので、どうぞアクセスしてみてくださいね。


https://www.joicfp.or.jp/jpn/2015/01/30/25140/
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by joi-maba | 2016-03-01 21:48 | Books | Comments(0)
世界人口白書 2015

本日12月3日、日本時間の午後9時1分に、国連人口基金(UNFPA)が、『世界人口白書 2015』を発表しました。タイトルは、ちょっと長~くって、覚えるのが大変なのですけどね。

から身を守る 
危機にさらされる世界に住む女性と少女のための革新的計画


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どこの国かわかりませんが、娘を抱く母親の憂いに満ちた表情。
視線の先に何を見ているのでしょう。


現在も、1億人以上が人道的援助を必要としており、その4分の1が15歳~49歳の女性と少女だというのです。
⇒ この現実が、胸に突き刺さってきます。

開発途上国の中には、10歳の少女が結婚させられる、人身売買されるなど、家族や社会からの支援を受けられない状況があります。また、世界の妊産婦死亡のうち約5分の3は、人道的危機の状況下で命を落としています。
⇒ この現状を想像してみました。
 私自身は、日々、食べ物も身の安全も特に不自由なく暮らしていられますので、ここで、何とかしなくちゃ!という思いでいっぱいです。


人道支援と言えば、食料、水、避難所や仮設住宅などが優先され、セクシュアル/リプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)関連のニーズは後回しにされています。人道的危機の状況であっても、妊娠や出産はあります。

女性と少女の健康と権利を中心にすえた人道支援活動は、9月の国連総会において全会一致で採択された「持続可能な開発のためのアジェンダ2030」の重要な項目のひとつとされました

⇒ 人道危機下に暮らす彼女たちのニーズを満たし、権利を保障するために、私たちも行動を起こさなければなりませんね。
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by joi-maba | 2015-12-03 21:01 | Books | Comments(0)
グローバル時代の難民
小泉康一・大東文化大学国際関係学部教授から新刊の著書が届きました。
氏は、難民問題や強制移動民の研究では第一人者であり、本書は長年にわたる活動と研究に基づく集大成と言えるでしょう。

シリアをはじめ、今なお世界各地で深刻な問題が噴出しています。これらを解決するヒントとなる現状の分析のうえに、移動を迫られる人々をいかに保護すべきか? 日本にとっても他人事ではなく、危機の時代の難民援助を考える視点を提供しています。

最新のデータから複雑さを増す難民問題の現状を描き出し、現代における「難民」とは何かを再定義した上で、正しい問題解決へ向け、国際社会とりわけ主要な受入国となる先進国が採るべき道筋を示しています。

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著者は序章のなかで、「多くの人々は、入国の厚い壁にぶつかり、移動過程から除外されている。その過程に入ることができる人は、多額の財産・収入があるか、高度な技術を持つか、あるいは性別、年齢、民族、国籍などの要件に該当する人々であり、資格要件が非常に細かく分節化している。これらの強制的な移動により、最も頻繁かつ深刻な影響を受ける人々は、社会の中でも最も脆弱で、周辺化された人々、すなわち少数者集団、無国籍者、先住民、その他権力構造から排除された人々である」と述べています。


目次:

序 章 現代世界の難民・強制移動民の状況
 ――激しく移り変わる避難原因とグローバル化する国際環境――
第1章 冷戦後の国際環境
     ――国家主権と介入――
第2章 UNHCRと国際政治
第3章 先進国に庇護を求める人々
第4章 庇護政策の模索
     ――脅威 vs.道徳――
第5章 抑制策の南への波及と滞留難民
第6章 都市への難民流入
     ――実状と課題――
第7章 支援と自立
     ――つながりと架橋――

定価:3700円+税
発行:ナカニシヤ出版
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by joi-maba | 2015-10-19 22:32 | Books | Comments(0)
提言 『開かれ活力ある日本を創る』
2014年12月に発表された提言
『開かれ活力ある日本を創る-鍵を握る女性、若者、高齢者と外国人』
が、静かな反響と広がりを見せています。

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この提言では、少子高齢社会・日本の人的資源の有効かつ最大限の活用を訴えています。

提言の電子書籍が、ジョイセフHPで初の試みとして、下記でご覧いただけます。

http://www.joicfp.or.jp/sp/ebook/proposal_akashi/index.html

最近では、月刊誌『潮』5月号に8ページにわたり、記事が掲載されました。
今年は戦後70年ということで、各メディアでも企画が目白押しですね。

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戦後70年企画と言えば、日本記者クラブで「戦後70年 語る・問う」という会見がシリーズ化されています。2月には、明石康ジョイセフ会長・人口問題協議会会長(元国連事務次長)が会見に臨みました。

明石研究会の提言と直接の関係はありませんが、この日のテーマは「変貌する国際社会と日本の役割」です。
YouTube にアクセスできます。

http://www.jnpc.or.jp/activities/news/report/2015/02/r00030266/
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by joi-maba | 2015-04-12 11:59 | Books | Comments(0)
世界人口白書 2014
東京では桜が満開です。日本人になじみの深い花と言えば、この季節やはり桜でしょうか。

青空を背景にして映える花も またお濠の水面に映える花もきれいです。
そして手で触れるほどの距離で、目の高さで楽しめます。

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ジョイセフのある建物からも、外濠沿いの桜が見ごろを迎えています。

★★ きょうで3月が去っていきます。
あすから4月、新年度が始まりますね。
大学などでは、新しく新入生も加わってキャンパスがにぎわうことでしょう。

私は、幸いにも雇い止めにならず、契約更新していただけました。
すでに前期高齢者の身としては、居場所と出番を与えられたことに感謝しています。

さて、新年度にあたり、隠れたベストセラーと言われる国連人口基金発表の『世界人口白書 2014』日本語版のご案内をします。
ジョイセフが日本語版を制作しています。
昨年11月発表の2014年版のテーマは、「18億人の力 未来を変革する若者たち」

在庫のあるものについては、ご希望の方に送料のみのご負担で寄贈しております。
資料としてシリーズで揃えるため、または講義の参考としてテーマにより複数部を利用などのご希望に添いたいと思います。
バックナンバーのテーマ詳細、お申し込み方法は下記をご覧ください。

http://www.joicfp.or.jp/jp/2014/11/18/15713/

お申込みをお待ちしておりま~す。
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by joi-maba | 2015-03-31 20:00 | Books | Comments(0)
村岡花子と加藤シヅエ
いまNHKの朝ドラ「花子とアン」が人気だそうですね。
登場人物の波乱万丈の生き方と信念を、毎日楽しみに見ています。

ここで、ドラマでは取り上げられないと思われる、エピソードをひとつ。

2001年12月までジョイセフの会長だった加藤シヅエと、村岡花子さんはほぼ同世代。そして接点があったのです。

加藤シヅエは、明治、大正、昭和、平成と4つの時代を生き抜いた人物。日本の産児調節運動のパイオニア―日本のサンガー夫人とも呼ばれていました。ニューヨークの貧民街で産児調節運動をするマーガレット・サンガーが中心となって設立にこぎつけた、国際的な団体

国際家族計画連盟(IPPF)

の設立総会ではサンガーと30年来の知己として、会の運営におおいに貢献したそうです(1952年、インド)。

1955年に日本で、IPPFの第5回の国際家族計画会議が開かれました。
その時、村岡花子さんにも通訳を引き受けていただいたのです。


 てっ

そのあたりは、村岡恵美・著『アンのゆりかご-村岡花子の生涯』にも記載されています。

さて、ここからが本題。本の宣伝をさせていただきま~す!

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表紙の鮮やかなピンク色については、またの機会に譲りますが……。

今をさかのぼる30年前のことですが、
ジョイセフは、日本の家族計画運動の先駆者・加藤シヅエの自叙伝(英文)を作りました。

花子さんと加藤シヅエさんの写真も掲載されているのです。

たった750円(税込)です。
読書会などのテキストにもお薦めの冊子!

読むと、勇気百倍 間違いなし!


JOICFP Documentary Series No.11
『A Fight for Women's Happiness』
1998年増補版(1984年初版)

下記、ジョイセフのショップからお申し込みいただけます。

http://www.joicfp-shop.com/item/book/documentary2.htm

では、ごきげんよう

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by joi-maba | 2014-07-04 21:11 | Books | Comments(0)
女の子の幸福論   もっと輝く、明日からの生き方
春は新刊が多いですね!
ネットでの情報収集の利点もありましょうけど、紙媒体は、やはり読みやすさという意味でいいものですねぇ!
ある年齢以上の、団塊の私など、特に感じます。

さて、 著者の大崎麻子さん は「ただものではない」、というのが第一印象です。
本を手にしたとたん、タイトルの『女の子の…』という言葉にちょっとひっかかったのですが、中身を読んでみると、すぐに違和感が失せました。

日本の十代から大人直前までの女の子には、特にお薦めしたいです。
すでに大人になっている女子にも、グローバル人としての資質が何かを再認識できるので、お薦めです。
あ、それから男子にも、もちろん読んでほしいと思いました。

著者は、国連の場で、開発途上国の女性支援の最前線で活躍後、今は日本を拠点に活動するジェンダーの専門家です。TVでお目にかかった人もおいででは…?


c0223638_14134077.png発行年月日:2013/03/25
サイズ:四六判
ページ数:222
定価(税込):1,365円

こんな内容です。

第1章 ライフデザイン、私の場合
 なぜ、こんな私が国連に!?
 「人間開発」に出会う
 「ジェンダー」ってなに?
 他

第2章 幸福を実感できない理由
 結婚=退職は危険?  他

第3章 これからの時代に必要なこと
  主体的に生きる
  クリティカル・シンキングを習慣にする

第4章 幸福になるための5つの条件
 条件1 健康に生きる あなたの心と身体は、あなたのもの
 条件2 知識を味方にする 身につけておきたいリテラシー
 条件3 経済的・精神的に自立する 専業主婦になりたいあなたへ
 条件4 政治に興味を持ち、参加する 政治はあなたの生活と未来の選択肢を左右する
 条件5 繋がるチカラを身につける ひとりで悩まないようにする

第5章 Because I am a Girl 女性は世界を変えられる
 社会のあり方を変えよう
 私の今のシゴト
 自分のペースで人生歩んでいこう

4章では、“リプロダクティブ・ヘルス&ライツ” の項があり、ジョイセフのことも書かれています。

著者がかかわっている、プラン・ジャパンのキャンペーンの一環で来日した途上国のガールズたちがみた日本の見聞録にも、興味をそそられました。

とにかく、ご一読の価値あり!です
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by joi-maba | 2013-04-14 14:58 | Books | Comments(0)
卵子老化の真実
何だかある意味ショッキングなタイトルの本が出ました。

でも、知ることはとても大切なことだと、改めて思いました。
実は、私も人工受精と体外受精の違いを混同していました。

新書判ですから、簡潔に要を得た情報が満載。お値段も手ごろです。
著者の深い見識と、医師・体験者の生の声や、不妊治療の現場への取材力に敬服します


河合 蘭・著
文藝春秋社
定価:893円(税込)
発行:2013年3月

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35歳の妊娠力は20代の半分!

日本人の平均初産は 30.3歳。高齢出産の現場で何が起きているか。出生前診断から卵子の在庫検査まで衝撃の「卵子の老化」最前線。


* 不妊治療大国の日本の「不都合な真実」―体外受精数 世界第1位、妊娠率50カ国中第45位

* 出生前診断に悩む女性たち―40歳以上の出産、子どもの染色体異常は20歳の約15倍

* 驚異的な明治女性の高齢出産力―45歳以上の出産数は現代の21倍

など、今知っておきたいことがわかりやすく書かれています。
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by joi-maba | 2013-03-26 23:37 | Books | Comments(0)