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お産婆さんに取り上げてもらいました(吉備路の総社生まれ)
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テキスト 国際開発論

この春、世に出た本を紹介します。

『テキスト 国際開発論』
「貧困をなくすミレニアム開発目標へのアプローチ」という副題がついています。

勝間靖編著  ミネルヴァ書房発行

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http://www.minervashobo.co.jp/book/b96145.html

ミレニアム開発目標の達成期限まであと3年。2000年に目標をたててから12年が過ぎた今、8つの目標のどれだけが達成に近づくことができたのか、検証と具体的行動が求められています。

編著者によると、ミレニアム開発目標達成への模索が続くなか、その現状と課題を客観的にとらえようという試みのなかから生まれたのが本書です。

この本では、ジョイセフの石井澄江・代表理事が、コラム「ザンビアでの妊産婦の健康の改善」を執筆しています。このコラムを含む第6章(執筆は、早稲田大学の兵藤智佳さん)のテーマは、「女性の健康」で、リプロダクティブ・ヘルスへの言及もあります。
ジョイセフはザンビアで、保健ボランティアの育成、助産師など専門技能をもつ者の立会いによる出産、マタニティハウスの建設などに力を入れているところです。

5月16日に発表されたばかりの、『妊産婦死亡の動向:1990~2010』によると、ジョイセフの使命であり最も力を入れている目標5 の「妊産婦の健康の改善」については、世界全体としての改善は見られるものの、まだまだ国際社会のさらなる努力が必要という状況です。

妊産婦死亡率が出生10万あたり1000を超えるチャドとソマリアを筆頭に、数値の悪い10位までがサハラ以南のアフリカの国々が占めています。10位までには入っていませんが、ザンビアの妊産婦死亡率は440で、妊産婦死亡の生涯リスクは37人に1人(日本はそれぞれ5 と1万3100 人に1人)です。日本として、そしてジョイセフとして、心を砕いて取り組まなければならない課題が、大きく立ちはだかっています。


もちろん日本国内にもさまざまな問題はあります。
でも、私は、想像力を働かせながら、途上国の女性とつながっていたい、少しでもできることをしていきたいと思っています。
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by joi-maba | 2012-05-25 20:16 | Books | Comments(0)
国際助産師の日
今日は、何の日?
すぐに思いつくのは、「こどもの日」ですね。

でも目を世界に向けてみると、「国際助産師の日」でもあります。

1987年に国際助産師連盟 (ICM) の会合で提案され、20年前の1992年に5月5日が最初の「国際助産師の日」となったそうです。

20年もたつというのに、あまり知られていませんね。私も数年前まで、知りませんでした。

助産師の役割は、とても重要だと思います。
女性が妊娠し、40週もの間おなかのなかで育つ赤ちゃんの誕生を待って、いざ出産という時に適切な介助をしてくれるのが、助産師さんですね。

「世界人口白書2011」によると、出産の際、専門的な介助を受けられるのは、世界では66%、後発開発途上国と呼ばれる約50の国では、なんと39%です。

妊産婦死亡率(2008年)は、出生10万あたり世界では265、後発開発途上国では597、日本は6です。

この数字の問いかける格差に胸が苦しくなります。
避けられる死亡がたくさんあります。
母親が亡くなると、生まれた子どもの健康にも大きな影響があり、5歳未満児の死亡率も上がるそうです。

「国際助産師の日」と日本の「子どもの日」が同じ日という偶然を考える日にできたらよいですね。
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by joi-maba | 2012-05-05 09:12 | 日々 | Comments(0)