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お産婆さんに取り上げてもらいました(吉備路の総社生まれ)
シンポ 「アジアにおける人の移動の現状と課題」
6月1日にこんなシンポジウムが開催されました。

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「アジアにおける人の移動の現状と課題―日本が採るべき道を探る」

主催は日本国際交流センター、会場は国連大学のホールです。

3時間半に及ぶシンポでは、様々な角度からの考察が繰り広げられました。

日本の人口減少、高齢化、外国人労働などについて、多くの視点からの報告が発表されました。日本では、すでに移民のことを真剣に議論する時期に来ているということが感じられます。

第2部の基調講演では、ジョイセフ会長を務める明石康・元国連事務次長が20分ほどのお話をしたのですが、2014年12月に人口問題協議会・明石研究会として発表した提言(『開かれ活力ある日本を創る-鍵を握る女性、若者、高齢者と外国人』)にも通じる、「アジアのなかの日本―人口減少社会・日本に求められるアプローチ」という内容でした。

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提言はジョイセフのホームページのなかで、電子書籍でもご覧いただけます。
http://www.joicfp.or.jp/jp/more/akashi-kenkyukai/

こちらにもどうぞアクセスしてみてくださいね。

鬼面人を驚かす提言は少ないかもしれませんが、少子高齢社会日本において人的資源のより有効な活用が急務なことを訴えています(提言に寄せた明石の言葉より)。
# by joi-maba | 2015-06-04 21:35 | 日々
ネパールの地震

日本でもあちこちを震源として地震が多いことを実感しています。

比較的火山や地震活動がおさまっていた20世紀を経て、今、21世紀は活発な変動が続くのが本来の地球だと言っている学者がいました。
そうかもしれないと納得??

東京にいても、一瞬怖いと感じるほどの揺れが5月30日夜にあり、エレベーターや交通機関に影響がありました。
その数日前の昼間にも、ズンと突き上げるような地震が・・・。
小さな揺れは頻繁にあります。

ネパールでは、4月25日午前11時56分(現地時間)、そして追い討ちをかけるように5月12日にはまた大きな余震が・・・!

このところ、ネパールの地震のニュースがメディアからめっきり姿を消したように思えます。

国連によると、被害状況は、6月1日現在次のとおりです。

 死者   8691人
 けが人  2万2054人
 食料援助の必要な人  350万人
 全壊した家  502130戸
 一部壊れた家  273847戸

まもなくの雨期を前に、被災した人々の生活を思うと胸が締め付けられます。
被災者への支援はまだまだまったく不十分なままでしょう。
知ること、できることは何かを考えること、実行に移すこと。
# by joi-maba | 2015-06-03 20:21 | 地球
サボテン 今年も花を咲かせる

いつのことだか、もうすっかり忘れてしまったけれど、少なくとも30年くらい前のこと。
ジョイセフの親睦旅行で伊豆のシャボテン公園に行きました。
そこで、子どもの握りこぶしほどのサボテンを記念に買ってきたのですが・・・!!

毎年、5月になると鮮やかな紅色の花が、丸く、お行儀よく、並んで咲くのです。
可愛くって、いとおしくって、けなげで、うれしくって、可愛がりながら育てています。

これは2010年の姿です。

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ところが背丈がどんどん伸びて、20センチを超えたころから根元のあたりがやせ細り、自分の体を支え切れないほどになったのです。
しかも、花の数が次第に減り、見るからに貧弱な姿に変わり果てました。

これではいけないと、昨年思いきって? てっぺんから5センチくらいでカットして親株の隣に置いてみたら、根づいて次第に大きくなってきました。
さすがに昨年は花を付けませんでしたが、今年は半円程度、花が咲いたんです。
元の木には、途中から新しく芽も出ています。徐々に成長して目に見える芽? 枝? が二つ。
いつか、これにも花が咲くのを、楽しみにしたいと思います。
生きていれば? の話です。

生命力に乾杯

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我が家のとは別に、オフィスの9階窓際にも誰かが置いたサボテンがあります。
ここ数年は、二重にも三重にもびっしりを花を咲かせ、鮮やかな紅色に目が釘付けになるほどです。
このサボテンも背丈が伸びるとともにまっすぐに立っていられずガラスに寄りかかっています。

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# by joi-maba | 2015-05-11 22:23 | 日々
国際助産師の日
5月5日は日本では「こどもの日」でした。
あまり知られていないかもしれませんが、この日、世界では
国際助産師の日」です。

女の人が妊娠・出産をすることは、とっても負担の大きなことだと思います。
特に開発途上国では、命の危険にかかわることが多いという悲しい現実があります。
世界では、1日に800人近い女の人が、妊娠と出産を原因として命を落としています。
その99%が途上国で起こっています。

だからこそ、助産師さんの存在が命を助けることにつながっていると思います。

こんなエピソードを聞きました。
ヨルダンにあるシリア人の難民キャンプに2013年に開設された女性クリニックで、2015年3月に3000人目の男の赤ちゃん、Obada ちゃんが無事生まれました。
開設以来、ここでは子どもも産婦さんも今までにひとりも亡くなっていないということです。


日本の妊産婦死亡率は、出生10万あたり 5前後。
日本でも、この数字がゼロになるようにしなければなりませんが、それでも途上国との差に愕然とします。

ジョイセフの活動は、女性と妊産婦を守ること。
# by joi-maba | 2015-05-08 22:34
妊産婦死亡率が、19世紀の英国の状況と同じって!
国連人口基金からのニュースに、こんなことが書いてありました。

「サハラ以南のアフリカでは、生まれる赤ちゃん10万人あたり、510人の女性が妊娠・出産に関連して亡くなっています。この妊産婦死亡率の高さは、19世紀の英国の状況と同じ」

だというのです。

チャールズ・ディッケンズ(1812~1870年)が、『オリヴァー・ツイスト』や『クリスマス・キャロル』に書いているような、貧困などに起因する多くの悲惨な状況だとは・・・。

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それからすでに150年以上がたっているというのに・・・。
見過ごすことはできません。

避妊手段もなくたて続けに妊娠する、そして出産の際に出血など緊急なことが起こってもなすすべがない、貧しくてお医者さんにかかるお金がない、クリニックが遠くてたどり着けない、その他、様々な要因があるでしょう。


『世界人口白書 2014』によると、妊産婦死亡率が出生10万当たり600を超える国は、シエラレオネの1100をはじめ、すべてアフリカの国々で、11カ国もあります。

日本は 6 です。
日本の妊産婦死亡率の最高値は、統計をとり始めてからでは、1899年(明治32年)の449.9人です。
19世紀の終わりころの妊産婦死亡率には驚きます。

命を産むために、命を落とす!

こんなことは、できる限り早く終わらせなくてはなりません。
望まない妊娠は避けられることですし、そのために日本を含む先進諸国からの支援が求められています。

21世紀の今、私たちは何をすればよいのか・・・、「まずは知ることから」とは言うものの、その次にどうするか、が重要ですね。これは、私も自分自身の課題だと思っています。

ところで、ディッケンズにも子どもが10人いたそうです。
妻の身体的負担は如何ばかりだったことでしょう。
# by joi-maba | 2015-04-29 23:16 | 地球