ブログトップ
お産婆さんに取り上げてもらいました(吉備路の総社生まれ)
FGMゼロトレランスデー
2月6日はFGMゼロトレランスデー、「FGMを絶対に許さない」という日です。
2月13日(土)、「FGM廃絶を支援する女たちの会」(WAAF)が日本ユニセフ協会と一緒に開催したイベントに行ってきました。

ブログを読んでくださる方にもぜひご理解いただきたいと思い、当日の配付資料やトークから少し書きとめておきますね。

FGMとはFemale Genital Mutilation(女性性器切除)の頭文字を取った略語で、女性外性器の一部あるいは全部の切除、時には切除してから外性器を縫合してしまうという、想像するだに恐ろしい慣習のこと。貞操・純潔の象徴とされていますが、施術時に出血や激痛を伴い、長期的には性行為やお産のときの痛み、感染症の危険、難産、トラウマなど、数え切れないほど多くの弊害があります。暴力以外の何物でもないと思います。

アフリカを中心に様々な民族の伝統的な通過儀礼として、2000年以上も続いているそうです。国連発表では現在1億4000万人の女性がFGMを受けており、毎年300万人の少女・女性が犠牲になっているという推定には、言葉もありません。

アフリカの女性たちがFGMを廃絶しようと声を上げたのは1980年代で、それまで「女子割礼」と呼ばれてきたこの慣習をFGM(女性性器切除)と呼び直すことで、その暴力性を指摘し、廃絶の必要性を訴えたのです。

イベントのハイライト、「FGM廃絶を支援する女たちの会」(WAAF)のヤンソン柳沢由実子さんと国連人口基金東京事務所の池上清子さんとのトークでした。

ヤンソンさんは1995年の北京世界女性会議の時、アフリカの女性たちからFGM廃絶のための国際的支援を世界に訴える声に応えて96年にWAAFを設立し、女に生まれただけで性器切除される子どもがいる限り「ノー!」と声を上げ、「反FGM基金」を通して当事国の活動と連帯していらっしゃいます。2008年にはFGM廃絶のために世界保健機関、国連人口基金など10の国連機関が共同声明を出したそうですが、私はうかつにも知りませんでした。

池上さんは、FGMが、健康上の問題、人権の問題のほか、ジェンダーの問題でもあることを強調し、国際的な支援の必要性を強く訴えていました。

詳しくはWAAFや国連のホームページをご覧いただけると、うれしいです。
国際社会の訴えに、日本の市民社会の一員として、いても立ってもいられない思いで会場のユニセフハウスを後にしました。報告かたがたアップしましたが、なんだかこれはブログじゃなかったですね。すみません。でも少しでも私の思いを共有していただきたくて…。
[PR]
by joi-maba | 2010-02-15 19:37 | ボキャビル通信 | Comments(2)
Commented by こぼうず at 2010-03-24 20:58 x
はじめまして。先日の朝日新聞に掲載されたソマリアのFGMについての記事を読み、心が痛み、娘を持つ母親としてもその現実にことばを失いました。WAAFのHPで詳しく知ることができ、またジョイセフにもたどり着き、今後も何かできることはないか考えながら過ごしたいと思いました。
Commented by maba at 2010-03-24 23:21 x
こぼうずさん、ありがとうございます。私は、朝日新聞の記事を見落としていて気づきませんでした。何日の新聞か覚えていらしたら教えていただけますか。

私も、こんな因習に苦しめられる女性が一人もいなくなる日のために、できることがあれば少しでも何かをと思っています。周りの人に知ってもらうこともひとつですよね。私が初めてFGMを知ったときの戦慄は、言葉では表せないほどの衝撃でした。こんな恐ろしい現実があるなんて!
<< 黒衣(くろご) 心に突き刺さる言葉 >>