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お産婆さんに取り上げてもらいました(吉備路の総社生まれ)
黒衣(くろご)
最近、言葉の難しさ、力不足を痛感したことがありました。ひとつ勉強しましたので、おせっかいかもしれませんが自分に向けて書いておきます。

実は、「黒子(くろこ)」という誤字を見過ごしてしまいました。これは誤用で正しくは黒衣(くろご)」です。外部の「立派な」ライターさんがなさっていることで、私が最終責任者じゃないという思いに、魔がさしたのでしょう。辞書を引きませんでした。今になって大いに責任を感じています。そして穴を掘って入ったまま、当分の間、世間様に顔を出したくない気分です。いっそのこと、「職務怠慢のため、解雇する」と処分が下ったほうが気が楽になるかも。

パソコンの変換で、「くろご」は出ないのに「くろこ」は「黒子」と出るのですね。これでは誤用が増えるのも無理からぬこと。

同じような例で、「対症療法」が「対処療法」と間違って使われるのも、「たいしょりょうほう」と入力したら、ちゃんと?「対処療法」と変換されるのですから、パソコンが誤用を増殖させているのではないかとさえ思います

この言葉が由緒ある組織の総会の場で、年次報告書の中に出てきたのに驚いたことがあります。しかもそれを読み上げた人は、確かに「たいしょりょうほう」と発音していました。1年も前のことなのに、また思い出してしまいました。もっともっと前、ジョイセフとデザインのことでやり取りのあった若い人が、企画書に「対処療法」と書いてきましたね。心の中で、「なに、これ?」と思いました。指摘できませんでしたけどね(気が小さくて)。

「黒衣」は歌舞伎の用語。「対症療法」は、症状の原因を調べず解熱剤で高熱を下げる類。どちらも比喩的に使われることが多くなりましたが、元の意味を知っておきたいですね。そうすれば間違って恥じ入ることもないでしょう。

「後の祭り」のなんと多いことか…。ジョイセフで、一貫して「黒衣」の仕事だけしてきたmabaでした。
by joi-maba | 2010-02-27 14:48 | ボキャビル通信
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