第17回松本賞の受章者が決まりました。
富山市在住の女性クリニック
We!TOYAMA院長である種部恭子さんです。
すでに鬼籍に入られた
“女性の味方” 松本精一先生もきっと、祝福されていることでしょう。
一貫して避妊・中絶・不妊・性感染症などリプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利)の向上を目指して診療・性教育・執筆活動に取り組んできた実績などが評価されたものです。
今40代後半の種部さんが医師を目指すきっかけになったのは、高校生の時に意を決して産婦人科を受診した際の、威圧的で配慮のない医師に接したこと。医師になってからは、思春期の女性を診られる産婦人科医になることを決めたそうです。
産婦人科って、受診するのは本当に敷居が高く、一大決心をして深呼吸をしないと行けないところですよね。写真でおわかりのように、こんな優しく穏やかそうで、その上有能な医師に診てもらえたら、リラックスして相談できると思います。
専門は生殖医療(内分泌・不妊)、思春期、更年期、性差医療・女性医療。思春期婦人科診療や性教育をはじめ、女性を取り巻く社会問題に関する啓発活動も積極的に行っています。
著書は、「パートナードクターを作ろう~100歳までの女性医療~」(岩波ブックレット)、「みんな知りたいピルのおはなし」(情報センター出版局)など多数あります。
6月に授賞式があるので、お会いできるのを楽しみにしています。