今年も半分の折り返し点を過ぎました。
日々、心の痛むニュースばかりが目についてしまいます。
「イラク、6月の死者 2417人」 このうち、民間人は1531人。
イスラエルとパレスチナ、シリア、ウクライナ・・・・・。
西アフリカでは、致死率90%のエボラ出血熱が猛威を・・・。
以下は、没になった投稿
原稿です。
もう時効と思いますので、ここに掲載することにします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
過激になる恐ろしい言葉
見たくない言葉やとげのある言葉が、紙面やニュースから一向に減らない。
例えば、A新聞の
「
リレーおぴにおん 私の必殺技」だ。
「殺」という字に身が震える。
4月30日付け記事に登場したのは
「暮しの手帖」編集長のM氏であるが、取材を受けた際に「必殺技ではなく、必勝法と置き換えてはどうか」と提案してほしかった。
実際、記者の質問に対して、必殺技という言葉を使って答えたのだろうか。
「暮しの手帖」を手がけてきた大橋鎮子氏、花森安治氏が、草葉の陰でどう思うだろう。
コラム名である題字はともかく、「本文中にもこの言葉で記事にするなら、掲載を断る」くらい言ってほしかった。
スポーツの場面でよく目にするが、戦争や紛争の場でもないのに、「足の長さを
武器に」「
戦士のほっとタイム」などという言葉が使われている。
武器は他人を傷つけ、殺し合うのに用いるもの。辞書には「比喩的に用いることがある」と書かれていても、私はこの言葉を絶対に使わない。強み、優位性、持ち味などに置き換える。この場合の戦士はアスリートでよいと思う。今なお、戦禍の中で暮らす人たちを思うと、安易な言葉に接する時、文字が心に突き刺さってくる。
言葉が大げさに、しかも恐ろしくなってくる。日本人が食事の際に箸置きを使う理由は、とがった箸の先を相手に向けないためだという。このような心使いは日本の誇るべき文化であろう。