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お産婆さんに取り上げてもらいました(吉備路の総社生まれ)
『変貌する「難民」と崩壊する国際人道制度』
大東文化大学の小泉康一教授の新刊を紹介します。
副題:「21世紀における難民・強制移動研究の分析枠組み」
『変貌する「難民」と崩壊する国際人道制度』_c0223638_11242277.jpg

まえがきから
    ↓
グローバルな難民制度は今日、なぜ働かないのか。
道徳的な規準を守れと主張するのは勿論大事なことだが、
それだけではなく、難民が求める基本的な必要物をみたすために、
最小限度の道徳をどう確保するかが重要である。
道徳は、危機に瀕した時に例外的に思い出され使われるのではなく、
むしろ普遍的な基準だと考えたい。
難民とその家族に、
ごく普通に保護が与えられるよう、
安全で早急な法的措置と制度を作り出さねばならない。


著者は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)で働いた経験をもち、その後ずっと難民問題を追ってきています。
多くの方に読んで、考えていただきたい、優れた著作と思います。

目次は、ナカニシヤ出版のHPをご覧ください。

定価3800円+税

by joi-maba | 2018-03-23 11:35 | Books
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