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お産婆さんに取り上げてもらいました(吉備路の総社生まれ)
カテゴリ:Books( 29 )
女の子の幸福論   もっと輝く、明日からの生き方
春は新刊が多いですね!
ネットでの情報収集の利点もありましょうけど、紙媒体は、やはり読みやすさという意味でいいものですねぇ!
ある年齢以上の、団塊の私など、特に感じます。

さて、 著者の大崎麻子さん は「ただものではない」、というのが第一印象です。
本を手にしたとたん、タイトルの『女の子の…』という言葉にちょっとひっかかったのですが、中身を読んでみると、すぐに違和感が失せました。

日本の十代から大人直前までの女の子には、特にお薦めしたいです。
すでに大人になっている女子にも、グローバル人としての資質が何かを再認識できるので、お薦めです。
あ、それから男子にも、もちろん読んでほしいと思いました。

著者は、国連の場で、開発途上国の女性支援の最前線で活躍後、今は日本を拠点に活動するジェンダーの専門家です。TVでお目にかかった人もおいででは…?


c0223638_14134077.png発行年月日:2013/03/25
サイズ:四六判
ページ数:222
定価(税込):1,365円

こんな内容です。

第1章 ライフデザイン、私の場合
 なぜ、こんな私が国連に!?
 「人間開発」に出会う
 「ジェンダー」ってなに?
 他

第2章 幸福を実感できない理由
 結婚=退職は危険?  他

第3章 これからの時代に必要なこと
  主体的に生きる
  クリティカル・シンキングを習慣にする

第4章 幸福になるための5つの条件
 条件1 健康に生きる あなたの心と身体は、あなたのもの
 条件2 知識を味方にする 身につけておきたいリテラシー
 条件3 経済的・精神的に自立する 専業主婦になりたいあなたへ
 条件4 政治に興味を持ち、参加する 政治はあなたの生活と未来の選択肢を左右する
 条件5 繋がるチカラを身につける ひとりで悩まないようにする

第5章 Because I am a Girl 女性は世界を変えられる
 社会のあり方を変えよう
 私の今のシゴト
 自分のペースで人生歩んでいこう

4章では、“リプロダクティブ・ヘルス&ライツ” の項があり、ジョイセフのことも書かれています。

著者がかかわっている、プラン・ジャパンのキャンペーンの一環で来日した途上国のガールズたちがみた日本の見聞録にも、興味をそそられました。

とにかく、ご一読の価値あり!です
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by joi-maba | 2013-04-14 14:58 | Books | Comments(0)
卵子老化の真実
何だかある意味ショッキングなタイトルの本が出ました。

でも、知ることはとても大切なことだと、改めて思いました。
実は、私も人工受精と体外受精の違いを混同していました。

新書判ですから、簡潔に要を得た情報が満載。お値段も手ごろです。
著者の深い見識と、医師・体験者の生の声や、不妊治療の現場への取材力に敬服します


河合 蘭・著
文藝春秋社
定価:893円(税込)
発行:2013年3月

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35歳の妊娠力は20代の半分!

日本人の平均初産は 30.3歳。高齢出産の現場で何が起きているか。出生前診断から卵子の在庫検査まで衝撃の「卵子の老化」最前線。


* 不妊治療大国の日本の「不都合な真実」―体外受精数 世界第1位、妊娠率50カ国中第45位

* 出生前診断に悩む女性たち―40歳以上の出産、子どもの染色体異常は20歳の約15倍

* 驚異的な明治女性の高齢出産力―45歳以上の出産数は現代の21倍

など、今知っておきたいことがわかりやすく書かれています。
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by joi-maba | 2013-03-26 23:37 | Books | Comments(0)
中国人口問題の年譜と統計:1949~2012年

こんな本が出ました!

ちょっと価格が高いので、大学図書館や、お近くの公立図書館に推薦して購入依頼をしてはいかがでしょうか。1979年から実施された「一人っ子政策」は、年月を経てさまざまなひずみが現れています。そして今、高齢化も大きな問題となっています。世界一の人口大国・中国の実情を知り、今後の指針を考えるのに最適な参考書です。


出版社の紹介文は次のとおりです。
「33年間に亘って継続してきた日中間の研究協力と最新のデータを含む「一人っ子政策」の歴史的総括!!中華人民共和国成立後の60余年間におよぶ紆余曲折の人口政策史の歴史的確認と検証、および改革・開放後のいわゆる「一人っ子政策」実施後の動向を年譜と統計でフォローする。ネット検索などではとらえられない、第一次資料的価値をもつ貴重な現実を提示するとともに、今後の中国の人口・社会学の再構築にとって重要な知見を示す。」

c0223638_17225723.jpg著者:若林敬子(東京農工大学名誉教授) 聶 海松(NIE HAISNG)
    2012年12月刊行
定価:8820円(本体8400円+税)
発売日:2012年12月
発行:御茶の水書房
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by joi-maba | 2013-01-22 17:26 | Books | Comments(0)
人口学から見た少子高齢社会 

早稲田大学名誉教授の嵯峨座晴夫先生の著書が発行されました。

中央学術研究所のアーユスの森新書シリーズの第8号となります。

本書は人口学、社会統計学を専門とする著者が日本の少子高齢化の社会状況を分かりやすく解説したものです。

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嵯峨座晴夫著
新書判・206頁
945円(税込み)
2012/10/30刊・佼成出版社

出版社のホームページの案内文を転載してみます。

65歳以上の割合が人口の21%を超えた社会を「超高齢社会」と呼びますが、日本は2010年に23%を超え、現在、その割合は世界最高の水準となっています。一方、1970年代以降、教育の普及や産業化の進展、女性の社会的地位の向上などにより、出生率は低下し続け、少子化による人口の減少が進んでいます。

著者はこうした人口動態の変化の原因を探り、今後の日本社会や経済に与える影響、高齢者の生き方や生きがいにおける課題を、最新の人口統計を基に分析しました。その上で、今後さらに加速するであろう少子高齢化に備え、高齢者が生きがいをもって生活できる社会環境をあらゆる世代が共同で構築していく必要性を指摘。さらに、すべての人の生き方が尊重される社会を目指すことは、それぞれの人生を豊かにすると主張しています。

構成は、次のとおりです。

終章の「サクセスフル・エイジング」という言葉、とても魅力的ですね!

アンチ・エイジング、ウィズ・エイジングなどの言葉も聞いたことがありますが、サクセスフルというのは、なかなか気のきいた心地よい響きですね。

序 章 人口学的見方について
第1章 人口減少と庁高齢社会の到来
第2章 人口が社会を変える
第3章 社会が人口を変える
第4章 長寿化の原因と結果
第5章 高年齢人口の特徴と高齢者の生活
第6章 日本人口の将来展望
第7章 新しい高齢者の生き方―サクセスフル・エイジング


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
閑話休題
嵯峨座先生の珠玉のエッセーを紹介しましょう。
『人口学の周辺を歩く』 (1300円)です。

これは、1995年の発行ですが、ジョイセフで以前発行していた月刊誌「世界と人口」の連載をまとめて単行本にしたものです。ちょうど先生の還暦記念の年でした。ジョイセフで扱っています。

http://www.joicfp-shop.com/item/book/bookmenuindex.htm

4ページほどのコラムなどで構成された本書は、人々の生活と密着したことがらを扱っていて、読み進むほどに面白さが増す書物です。すべて読み終わった後に、改めてこれが人口問題なのかと思わせるところに、本書の最大の特色があります。

こちらもどうぞ!!
この本には、いくつか思い出があります。
挿絵を描いてくださった福田常雄さんから、出版記念に深紅の大きなバラ1輪のプレゼントがありました。
あれから17年…。光陰矢の如し、です。
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by joi-maba | 2013-01-15 22:42 | Books | Comments(0)
世界の人口開発問題 <人口学ライブラリー12>
昨秋、人口学ライブラリーシリーズの12番目として、刊行された書籍をご紹介しましょう。
人口学の専門家9名の執筆によるもので、出版社によるとの案内では「先進諸国の財政難、一方で途上国や新興国には経済発展とひずみ(資源不足、格差、失業、若者の反社会化)――これら問題の根底には人口問題がある。人口開発問題を、世界が掲げるべき最上位の問題設定として総括した注目書」と紹介されています。

阿藤 誠/佐藤龍三郎編著
A5判・320頁
3360円(税込み)
2012/9/25刊・原書房

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また、編者は、「世界の人口問題は決して過去のものではなく、すぐれて今日的課題でもある。……、出生力転換の成功に起因して長寿化・少子化による世界的高齢化の進行、先進地域の超少子化現象にも注目が集まっている」、「本書は、人口開発問題に対する国際社会の取り組みの歴史、人口と食糧・資源・環境・貧困問題との関係を取り上げるとともに、新たな認識枠組みを提起した」と述べています。

各章ごとのテーマのもとに、世界の人口開発問題を包括的に論ずる大きな試みとして、ご関心のある方々にはぜひお薦めしたい労作です。

第1章 人口開発問題と国際社会の対応
第2章 世界人口と都市化の見通し
第3章 世界人口と食料・資源・環境問題
第4章 世界の貧困と人口開発戦略
第5章 出生力転換とリプロダクティブ・ヘルス/ライツ
第6章 死亡力転換と長寿化のゆくえ
第7章 人口の年齢構造変化と社会経済開発
第8章 国際人口移動と移民問題
第9章 人口と開発の持続可能な未来を探る
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by joi-maba | 2013-01-15 21:31 | Books | Comments(0)
きれいな? 白目

白目がきれい? えっ  それは 貧血


2012年の『世界人口白書』が、11月14日に世界同時発表されました。
テーマは、「偶然に委ねず、自ら選ぶ  家族計画、人権、そして開発」です。
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表紙の写真はパキスタンの母と子ですが、真っ先に、「白目が真っ白できれい」と思ってしまいました。ところが、白いのは貧血のためだと聞いて驚きました。何とも複雑な気持ちです。

鏡で自分の目をみると、加齢のせいで白とはおよそほど遠いのですが、“あっかんべぇ” をするとそこには赤い血を感じます。貧血だと、“あっかんべぇ”をしても白いのです。

今回の白書では、家族計画は人権であるとして、その満たされていないニーズに応えることの重要性を訴えています。ご希望の方には、無料で配付しています(送料のみ必要)。申込方法は、ジョイセフのホームページをご覧ください。
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by joi-maba | 2012-12-09 00:16 | Books | Comments(0)
テキスト 国際開発論

この春、世に出た本を紹介します。

『テキスト 国際開発論』
「貧困をなくすミレニアム開発目標へのアプローチ」という副題がついています。

勝間靖編著  ミネルヴァ書房発行

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http://www.minervashobo.co.jp/book/b96145.html

ミレニアム開発目標の達成期限まであと3年。2000年に目標をたててから12年が過ぎた今、8つの目標のどれだけが達成に近づくことができたのか、検証と具体的行動が求められています。

編著者によると、ミレニアム開発目標達成への模索が続くなか、その現状と課題を客観的にとらえようという試みのなかから生まれたのが本書です。

この本では、ジョイセフの石井澄江・代表理事が、コラム「ザンビアでの妊産婦の健康の改善」を執筆しています。このコラムを含む第6章(執筆は、早稲田大学の兵藤智佳さん)のテーマは、「女性の健康」で、リプロダクティブ・ヘルスへの言及もあります。
ジョイセフはザンビアで、保健ボランティアの育成、助産師など専門技能をもつ者の立会いによる出産、マタニティハウスの建設などに力を入れているところです。

5月16日に発表されたばかりの、『妊産婦死亡の動向:1990~2010』によると、ジョイセフの使命であり最も力を入れている目標5 の「妊産婦の健康の改善」については、世界全体としての改善は見られるものの、まだまだ国際社会のさらなる努力が必要という状況です。

妊産婦死亡率が出生10万あたり1000を超えるチャドとソマリアを筆頭に、数値の悪い10位までがサハラ以南のアフリカの国々が占めています。10位までには入っていませんが、ザンビアの妊産婦死亡率は440で、妊産婦死亡の生涯リスクは37人に1人(日本はそれぞれ5 と1万3100 人に1人)です。日本として、そしてジョイセフとして、心を砕いて取り組まなければならない課題が、大きく立ちはだかっています。


もちろん日本国内にもさまざまな問題はあります。
でも、私は、想像力を働かせながら、途上国の女性とつながっていたい、少しでもできることをしていきたいと思っています。
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by joi-maba | 2012-05-25 20:16 | Books | Comments(0)
喪われたレーモンド建築
ホンモノは、「残さないでよかった」ことは一度もなく、
「残してよかった」か「残せばよかった」しかない
   ──これは、歴史作家の永井路子さんの言葉です。

「残せばよかった」はずの、寮と体育館解体までの経緯をまとめた書籍『喪われたレーモンド建築 ──東京女子大学東寮・体育館』が刊行されました。

本の表紙写真は、新緑のみずみずしい木々に包まれた寮です。


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体育館は、国連が主導する女性の健康に関する地球規模の啓発活動の、まさしく先駆をなす建物です。いずれも女子高等教育史上からも、自立への軌跡を追う女性史の視点からも、他に比して誇りうる記念碑的な建物であり、将来に活かされるべき貴重な財産でした。


   A・レーモンドの最初期の芸術作品にして
   新渡戸稲造、安井てつ、A・K・ライシャワーの
   建学精神の結晶でもあった東寮と旧体育館。
   この世界的文化遺産が、なぜ解体されねばならないのか?
   素朴な問いを発しつづけた卒業生たちによる、
   保存を願い、賛同者をつのり、一万を超える署名を集めながら、
   なお解体を防げなかった活動の全記録。


微力ですが、5年余りに及ぶ保存を願う活動にかかわってきた者として、足跡の記録を世に問うことができるのが、せめてもの希望か、償いかと思います。

「私の一枚」という左上の写真は、体育館の2階テラスにある花鉢を、見上げながら撮ったものです(2007年)。体育館フロアの両翼にある5つの部屋にはそれぞれ違う暖炉が備わっていて、とても居心地のよい空間でした。

大手書店では建築コーナーに並んでいます。
またアマゾンやセブンネットなどでも注文できますので、ご興味のある方は、どうぞ。

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東京女子大学レーモンド建築 東寮・体育館を活かす会 編著
カラー口絵8頁・本文304頁/資料集CD-ROM付
定価:2520円   発行:工作舎
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by joi-maba | 2012-04-28 23:51 | Books | Comments(0)
安全でない中絶、世界で年に4万7000件
ゴールデンウィークが始まりましたね。
少し気持ちに余裕ができて、何カ月ぶりかで、ブログを書きます。
これからは最低月1回を目指すつもりです。

っと、自分にプレッシャーをかけている私です。


さて、最近手にした本をご紹介します。
『安全でない中絶(全世界と各地域の安全でない中絶と死亡の推計・2008年現在)』
WHO世界保健機関発行(2011発行)の日本語版で、すぺーすアライズによる翻訳です。

世界の安全でない中絶の状況を理解する上で、日本の中絶に対する規制を考える上で、また日本のリプロダクティブヘルス分野の国際協力のあり方を考える上で、参考にしてほしいとのことです。

問題山積・課題満載のこの問題を知っていただきたいと思い、すぺーすアライズからいただいた情報をお知らせします。

~本文より抜粋~

安全でない中絶による死亡は依然として、全妊産婦死亡の13%を占めています。しかし妊産婦死亡数が1990年の54万6,000件から2008年の35万8,000件へと減少するのにつれて、安全でない中絶に関連する死亡は1990年の6万9,000件、2003年の5万6,000件から2008年の4万7,000件へと減少しています。安全でない中絶は防ぐことができますが、安全でない中絶は依然として、女性の健康や生命を不当にも脅かしています。

2008年には世界中で推定2,160万件の安全でない中絶が行われ、そのほとんど全てが発展途上国で行われています。15~44歳の女性1,000人中の安全でない中絶の割合は14人と変化はありませんが、安全でない中絶の数は2003年の1,970万件と比して増加しています。安全でない中絶の割合が変化していないにもかかわらず、安全でない中絶の件数が増加している主な理由としては、生殖年齢の女性の増加が挙げられます。

安全な中絶と避妊へのアクセス、女性のエンパワメントの支援(子どもを持つかどうか、いつ産むかを決定する自由も含む。)が実施され、さらに強化されない限り、安全でない中絶の数は増え続けるでしょう。
~~
お申込み:ファクシミリまたは電子メールで、必要冊数、送付先、連絡先を明記の上すぺーすアライズまで

1冊500~1000円の発行費用カンパと送料(実費)が必要。
郵便切手で、すぺーすアライズ事務局(〒272-0023 千葉県市川市南八幡4-5-20-5A)まで。
連絡先:FAX 047-320-3553  電子メール allies@crux. ocn.ne.jp


関連書籍として、ジョイセフ発行の『死と拒絶』
どうぞご参考に!

http://www.joicfp-shop.com/item/book/deathanddenial.htm
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by joi-maba | 2012-04-28 22:20 | Books | Comments(0)
歴史人口学で読む江戸日本

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浜野潔 著 吉川弘文館 (歴史文化ライブラリー) 1700円+税

こんな本が出ました。
江戸時代も「少子化」社会だったのでしょうか。
結婚・出産・子育て・死別…。
庶民の生活を表す興味深いキーワードですね。

筆者のあとがきによると、「歴史人口学とは“歴史に名を残さなかった”普通の人びとがどう生きたのかを明らかにする学問であり、どのような“江戸日本”の姿が描けるのかというテーマを追究した」とのことです。本当に“なるほど、それはおもしろい”と思います。

260余年という江戸時代の、明暗それぞれを含む多様な時代を知ることから、現在の日本の方向を見据えるヒントが読み取れるのではないでしょうか。

「歴史人口学」という研究分野は、第2次世界大戦後フランスで始まったそうです。日本では戦前戦後の先駆的研究を受けて、速水融(あきら)先生に続く研究の流れのなか、著者のように1950年代生まれの研究者に引きつがれていることは、この分野の発展にさらに期待がもてると思います。

目次は以下のとおりですが、このように多岐にわたる内容は、大いに興味をそそられるところです。是非手にとってみたいと思いませんか?

歴史人口学の半世紀―プロローグ/村の人口誌を読む(西条村の宗門改帳/人口情報から見た江戸の村)/江戸農民の生と死(村の婚姻と家族/出生率の水準/農民の死とその構造)/人口から見た東西日本(地域人口の増加と減少/二本松藩の農村人口/近世東北の「少子化」社会/東西日本の人口と家族)/江戸の都市社会(近世都市人口の増加と減少/人口から見た幕末京都/武士の歴史人口学)/人口増加への転換点(空白の四半世紀/米沢藩の改革と人口増加/開港のインパクトと人口増加のスパート)/人口減少社会をどう生きるのか―エピローグ
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by joi-maba | 2011-11-07 22:45 | Books | Comments(0)